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2020年5月30日

認知機能の臨床試験結果が論文に掲載されました。

昨年、弊社でコーディネートした「エルゴチオネインによる認知機能の改善効果」を確かめる食品治験の結果が、学術雑誌に掲載されました。

 

「健常者および軽度認知障害者に対するエルゴチオネイン含有食品の認知機能改善効果―ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験―」エルゴチオネインの認知機能の改善

出典: 薬理と治療 Volume 48, Issue 4, 685 – 697 (2020)
http://www.pieronline.jp/content/article/0386-3603/48040/685

 

 

 

私は元医薬品の開発マンであったため、いかに臨床試験で結果を出すことが難しいかをわかっているつもりです。特に認知機能の領域は、現在医薬品においてもなかなか改善というところまで難しく、認知症が進むのをかろうじてゆっくりにできればマシという認識でした。

ですので、今だから言える話ですが、臨床試験開始当初はそれほど明確な効果は望めないだろう。自覚症状で少しでも改善すればいいところ。などと考えていましたが、どっこいPC上で行う最新の認知機能テストで目覚ましい結果を得ることが出来、無事論文化されました。

 

臨床試験というものは、大規模になればなるほど、関わる人数が増え、本来の治験計画の意図から離れていくものです。もちろん成分自体の力が一番大きいとは思いますが、試験計画や試験のコーディネートに関しても、成功可否に大きく関わります。

現在私達は、臨床試験が豊富な限られたスタッフのみで、細心の注意を払って試験を行っています。

 

被験者もむやみやたらに公募するのではなく、信頼のおけると判断した方を慎重に吟味させて頂き、ご協力頂いております。そのため、これまでの実施した試験では、脱落率は5%未満、服薬率も90%を超える高品質の臨床試験が実現できています。今回のような目覚ましい成果に結びついたのは、偶然ではないと考えています。

 

この場を借りて、本臨床試験にご参加頂きました被験者様に感謝申し上げます。これからも機能性表示食品業界の発展させるため、質の高い、安価な食品治験を実現して参ります。

たしかにプラス代表取締役 深谷 泰亮

 

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