集患戦略家のひらめき

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第8回あり方検討を傍聴して

皆様お待たせ致しました。(果たしてそこまで関心がある方が何人いらっしゃるのか。)
未だ検討会資料が公表されていない第8回「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」について
傍聴手記を書きます。当日中に更新できず、申し訳ございません。

厚労省

朝10時半 会開催前より30分早く中央合同庁舎第5号館、厚生労働省に到着しました。
参加証とともに身分証明書を提示し、検討会が開催される20階の共用第8会議室へ。

受付で資料を頂き、今日の議題がパブリックコメント(以下、パブコメ)の対応についてであるとわかり、ハプニングではなかったことにホッと胸を撫で下ろしました。開始までの間、写真撮影が許されているため、ブログのための写真を撮影しました。

会次第

傍聴席の最前列真ん中の一番良いポジションを確保し、資料を確認していたところ、パブコメの質疑応答集に私が投稿した内容がちらほらあり、テンションが上がります。そうこうするうちに、検討会構成員も全て揃い定刻より少し早く、検討会が開始されました。

初めに、本日の会議資料を確認する形で、厚労省の企画官の方が、パブコメの質疑のうち、特筆すべき点を簡単に説明し、ネットパトロールの進捗状況について紹介しました。

第8回あり方検討会

2017年12月~2018年1月で募集されたパブリックコメントは3つあり、それぞれ新しい省令(案)、告示(案)、医療広告ガイドライン(案)に対してです。省令に対しては11件、告示に対しては2件といった意見があった中、ガイドラインについては65件寄せられたとのことで、その質疑応答については37項目に及びます。(恐らく今日中に厚労省のサイトで公開されると思いますので、詳しくはそちらをご参照ください。)

省令、告示のパブコメ対応がすんなり終わり、ガイドラインのパブコメに入った段階で、今更ともいえる議題が構成員から持ち上がります。

 

「本ガイドラインの体験談の規定は厳しすぎないか?治療効果以外の患者さんの意見についてまで規制する必要はないのではないか?体験談のうち、不当に誘引するものでないものは、許可するべきである。」

これに対し、厚労省事務局側は「体験談に関する議論は既に行われたはず。治療効果以外の体験談を特例として認めるとなると、線引きが難しく、個別対応になってしまう。取り締まりを行う地方自治体の職員達の負担が増える」と暫く反対の姿勢を見せますが、体験談を緩和すべきという意見に他の構成員も賛同し始めて、次第に事務局側も認める方向に傾いていきました。

1時間半の検討会のうち、1時間をこの体験談の議論に割いた結果、
体験談については「治療内容や効果に関するもののみ禁止とする」方向で調整を進めることに決まりました。
(最終的な判断は厚労省と議長で決定する。)

つまり、「病院の掃除が行き届いており綺麗だった」「看護師さんが優しく丁寧に説明してくれた」等の体験談については、記載しても問題ないという形にガイドラインが修正されることになりそうです。

 

今回実際に検討会を傍聴して初めて分かったことは、構成員もガイドラインについて表現がわかりにくいと思っており、理解があまり進んでいないということです。体験談の結論が出る間、「院内掲示の体験談はどうなるんだ?(院内掲示はそもそも広告に当たらない)」という話や、ガイドラインのこの表現がわからないといった質疑応答、大局的でない細かい事例について議論するなど、もう少し事前に質問事項をまとめてきたらどうなのか?と感じる場面が多く見られました。

予定されていなかった体験談の議論により、パブコメの回答に対する議論の時間が大幅に削られ、殆どの回答が話し合われないまま、会が終了になりました。

 

終了後、傍聴席からマスコミの記者であろう方達が、事務局の調整官を囲み取材するという場面を目の当たりにしました。

なるほど!傍聴すればそのあと、事務局の方に直接質問できるというチャンスが与えられる訳ですな。

その囲み取材に聞き耳を立てていたところ、「ガイドラインの確定時期が年度末になりそう」という情報を入手しました。
省令と告示は3月中に公布される予定であることが発表されておりましたので、2月中にガイドラインが確定するのでは?と踏んでいたのですが、もう暫く時間がかかりそうです。今回の体験談の修正で、省令についても修正が掛かるため、年度末に一斉に公布というタイミングが濃厚かもしれません。

また前回の会が最後という雰囲気は一切なく、今後もネットパトロールの進捗などをこの検討会で報告していくという話で、検討会が終了しないことを匂わせていました。しかし、時間的なことを考えても、ガイドラインを確定するための検討会という意味では、今回で終わりなのではないかと考える次第です。(個人的な見解です。)

 

個人的には、パブコメで投稿した質問が2点、ガイドラインの修正に繋がったということに満足感を覚えるとともに、もう少し広告可能事項の限定解除の要件について、議論して欲しかったと思いました。しかし、やはり実際に傍聴してみないとわからないことが多くあったので、今後もタイミングが合えば、傍聴に行きたいと思っています。


投稿者:深谷 泰亮
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