患者背景や疫学データは宝の山患者背景や疫学データは宝の山Importance
自社の属する市場を調査し、扱っている商品やサービスの評価を客観的に見つめ直すことは、常により良い商品やサービスを提供し続けることを要求される一般企業にとって、当たり前の企業努力であると言えるでしょう。
しかし、医療業界において疫学調査や患者背景分析のもと、業務改善を行っている病院・クリニックはまだまだ少ないのではないでしょうか。そこには、患者さんのプライバシー保護のためという倫理的な理由の他、患者さんがわざわざ自分で調べてまで自宅から遠い病院に通うことはないであろうというこれまでの認識に安心してしまっている面があると思われます。
さて、ではこれからも同様にデータ分析を業務改善に役立てることに興味を示さずに済むのでしょうか?弊社はそうはいかなくなってくると考えています。Web戦略により、個々の医院の診療対象地域は今後拡大していくことが予想されるからです。そもそも診療録・診療記録に属さない患者背景情報であれば、分析して医療活動の改善に役立てることはガイドラインに反しません。患者さんの求める情報を提供するために努力する姿は必ず患者さんに伝わることでしょう。
たしかにプラス解析メソッドたしかにプラス解析メソッドAnalysis Method
情報の流れが速まっていく昨今において、昨日までの常識に固執することは大変危険です。常に新しいものを試し、検証して、現在の方法を改善していくことが必要です。弊社ではこの方法論と意識を大切にしており、更なる来院に繋がるよう改善を行っております。
例えば、ホームページを閲覧した患者さん(あるいは患者候補)が、どんな検索ワードで貴院のホームページにやって来て、どのページを確認してその後どのページに移動して、どのページでホームページを閉じたか。実際ホームページを見ていた時間はどれくらいか。を解析することで患者さんが今どんなことに興味を持っているかをおおよそ予測することができます。もちろん一人のデータではただの偶然かもしれませんが、それが1ヵ月で大体1500件ぐらい集まります(※医院によって数は異なります。)ので、蓄積すると医院の患者傾向をおおよそ把握することが可能です。
データを基にした広告戦略
これらのデータを基に、インターネット上でキーワード広告を行います。
なんとなく最寄りの駅に看板広告をするのとどちらが効果的かは一目瞭然でしょう。広告の効果測定は、患者さんへの問診票やアンケートにて得られた「来院のきっかけ」等の回答を集積することで可能です。患者さんにとって、回答項目が一行増えることはたいした問題ではありません。